FAQPage構造化データの正しい実装 — リッチリザルトの現状も正直に
先に正直な事実から。FAQリッチリザルト(検索結果でQ&Aが開閉表示されるもの)は、2023年のGoogleの仕様変更以降、政府機関や医療など一部の権威あるサイト以外ではほぼ表示されなくなりました。「FAQを入れれば検索結果が豪華になる」は過去の話です。それでも実装する価値はあります。理由ごと解説します。
公開日: 2026年8月16日 / 最終更新日: 2026年9月6日
まず現状認識 — リッチリザルトはほぼ出ない
Googleは2023年8月に、FAQリッチリザルトの表示を「著名な権威ある政府・医療サイト」に限定すると発表しました。一般の企業サイトやブログでは、FAQPage構造化データを正しく実装しても、検索結果のQ&A展開表示はまず出ません。
この事実を書かずに「FAQ構造化データでリッチリザルトを獲得しましょう」と勧める記事が今も大量にありますが、情報が古いままです。
それでも実装する価値が残る理由
- 内容の機械可読化 — 質問と回答のペアであることを明示する形式は、検索エンジンとAIの内容理解を助けます。リッチリザルトの有無とは別の話です
- AI検索との相性 — Q&A形式は「質問に答える」というAIの出力形式と構造が一致しており、抽出されやすい形式です(引用の保証はありません。念のため)
- コンテンツ設計の規律 — FAQを書く行為自体が「読者の実際の疑問に答える」設計を強制します。これはSEOの本質と一致します
- 実装コストがほぼゼロ — 既にFAQを表示しているページなら、構造化データの追加は数分の作業です
正しい実装
FAQPage構造化データ
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "FAQPage",
"mainEntity": [
{
"@type": "Question",
"name": "無料プランは本当に無料ですか?",
"acceptedAnswer": {
"@type": "Answer",
"text": "クレジットカード登録なしで利用できます。無料診断は1アカウントにつき1回です。"
}
},
{
"@type": "Question",
"name": "解約はいつでもできますか?",
"acceptedAnswer": {
"@type": "Answer",
"text": "いつでも解約手続きが可能です。"
}
}
]
}
</script>実装のルール
- ページに実際に表示されているFAQと一致させる — 画面にないQ&Aを構造化データだけに入れるのはポリシー違反です
- 1ページに1つのFAQPage — 複数置かない
- 回答は完結した文章で書く — 「上記参照」のような、単体で意味を成さない回答にしない
- 広告文をQ&Aに偽装しない — 質問の形をした宣伝はガイドライン違反です
検証方法
- Googleのリッチリザルトテストで構文エラーがないこと
- JSON-LDの解析エラーは診断でも検出できます(壊れたJSON-LDは無いのと同じ扱いになります)
よくある質問
実装済みのFAQ構造化データは削除すべきですか?
いいえ。リッチリザルトが出なくなっただけで、実装がマイナスに働くことはありません。内容理解の助けとしての価値は残っています。
HowToの構造化データも同じ状況ですか?
はい。HowToリッチリザルトも2023年に表示が事実上終了しています。実装の価値の考え方はFAQと同様です。
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