技術SEOルール解説
Smash SEOが検出する技術SEOの問題について、意味・影響・検出条件・具体的な直し方を解説しています。実際の診断ロジックにもとづいた内容です。
- canonicalが自身のURLと異なる(canonical不一致)(インデックス / 影響度中)
canonical不一致とは、あるページの canonical タグが自分自身ではなく別のURLを指している状態です。意図した正規化なら問題ありませんが、意図せず発生している場合、そのページは検索結果に出なくなる可能性があります。 - titleタグの重複(複数ページで同じタイトル)(メタタグ / 影響度高)
titleの重複とは、サイト内の複数ページが同一のtitleタグを持っている状態です。検索エンジンがページを区別しにくくなり、意図しないページが検索結果に表示されたり、どのページも上位に出ないという結果につながります。 - 孤立ページ(内部リンクが1本もないページ)(リンク / 影響度高)
孤立ページとは、サイト内の他のページから1本も内部リンクを受けていないページです。検索エンジンがたどり着きにくく、サイト内の評価も受け取れないため、内容が良くても検索結果に出にくくなります。 - noindexが設定され検索結果から除外されているページ(インデックス / 影響度高)
noindexは「このページを検索結果に出さない」という指示です。意図的なら正しい設定ですが、意図せず設定されている場合、そのページはどれだけ内容が良くても検索結果に一切表示されません。「インデックスされない」原因として最初に確認すべき項目です。 - 内部リンクの先が404になっている(内部リンク / 影響度高)
内部リンク切れとは、自サイト内のリンクをたどった先が404(ページが存在しない)になっている状態です。ユーザーが行き止まりに突き当たるだけでなく、サイト内の評価の流れも途切れます。 - リダイレクトチェーン(転送が複数回続く)(リダイレクト / 影響度中)
リダイレクトチェーンとは、URLにアクセスしてから最終ページに着くまでに転送が2回以上発生している状態です。表示が遅くなり、クロール効率も落ちます。最終的に正しいページへ着くため気づかれにくい問題です。 - meta descriptionが未設定(メタタグ / 影響度中)
meta descriptionは検索結果でタイトルの下に表示される説明文です。未設定でも順位が直接下がるわけではありませんが、検索エンジンがページ本文から自動で抜き出すため、意図した訴求ができずクリック率に影響します。 - sitemap.xmlが見つからない(クロール / 影響度中)
sitemap.xmlは、サイト内のURLを検索エンジンに一覧で伝えるファイルです。無くてもリンクをたどって発見されますが、新しいサイトやページ数の多いサイト、内部リンクが十分でないサイトでは、発見の速さと網羅性に差が出ます。 - titleタグが設定されていない(メタタグ / 影響度高)
titleタグは、そのページが何かを検索エンジンとユーザーに伝える最も基本的な要素です。未設定の場合、検索エンジンは本文やURLから見出しを推測して表示するため、意図した訴求ができず、順位にも不利に働きます。 - titleタグが長すぎる(メタタグ / 影響度中)
titleが長すぎると、検索結果で末尾が省略されて表示されます。順位が直接下がるわけではありませんが、伝えたい内容が切れてクリック率に影響します。 - canonicalタグが複数設定されている(インデックス / 影響度高)
1つのページにcanonicalタグが複数あると、Googleはそれらを全て無視することがあります。結果として、正規URLの指定そのものが効かなくなります。設定しているのに効かない、という分かりにくい形で現れる問題です。 - robots.txtでクロールがブロックされている(クロール / 影響度高)
robots.txtでブロックされたURLは、検索エンジンがページの中身を取得できません。意図的なら正しい設定ですが、意図せずブロックしていると、そのページは内容を評価されないまま検索結果から実質的に外れます。 - コンテンツが少ない(薄いページ)(コンテンツ / 影響度高)
内容量が少ないページは、検索エンジンから「ユーザーの検索意図を満たさないページ」と判断されやすくなります。ただし文字数が少ないこと自体が問題なのではなく、目的を果たせているかが本質です。 - Mixed Content(HTTPSページ内のHTTPリソース)(セキュリティ / 影響度高)
Mixed Content(混在コンテンツ)とは、HTTPSで配信しているページの中に、HTTPで読み込んでいる画像・スクリプト・スタイルシートなどが混ざっている状態です。ブラウザが警告を出したり、リソースの読み込み自体をブロックしたりします。 - viewportメタタグが設定されていない(モバイル / 影響度高)
viewportメタタグが無いと、スマートフォンでページがPC幅のまま縮小表示され、文字が極端に小さくなります。Googleはモバイル版を基準に評価するため、影響は限定的ではありません。修正コストが小さいわりに効果が大きい項目です。 - h1タグが複数ある(コンテンツ / 影響度中)
h1が複数あること自体は、HTMLの仕様違反でもGoogleのペナルティ対象でもありません。ただし多くの場合、それは見出し構造が整理されていないことの表れであり、ページの主題が伝わりにくくなっています。 - リンク切れ(403・410・5xxエラー)の影響と直し方(リンク / 影響度高)
リンク切れは404だけではありません。403(アクセス拒否)、410(恒久削除)、5xx(サーバーエラー)も、ユーザーと検索エンジンにとっては同じ「行き止まり」です。エラーコードによって原因と対処が異なります。 - canonicalが外部ドメインを指している(インデックス / 影響度高)
外部ドメインへのcanonicalは「このページの正規版は他社サイトにあります」という宣言です。記事配信(シンジケーション)などで意図的に使う正当な設定ですが、意図せず設定されている場合、自サイトのページは評価を放棄していることになります。 - meta descriptionの重複(メタタグ / 影響度中)
複数のページが同じmeta descriptionを持っていると、検索結果でページごとの違いを伝えられません。原因の多くはテンプレートの共通設定なので、1ページずつではなくテンプレート単位で直すのが効率的です。 - titleタグが短すぎる(メタタグ / 影響度中)
「ホーム」「会社概要」のような極端に短いtitleは、ページの内容を検索エンジンにもユーザーにも伝えられません。結果としてGoogleに書き換えられたり、クリックされにくくなったりします。 - h1タグがないページ(コンテンツ / 影響度中)
h1はページ本文の主題を示す見出しです。無くてもペナルティにはなりませんが、ページの主題を伝える手がかりが1つ減り、構造の整理されていないページになりがちです。修正コストが低いので直す価値があります。 - hreflangのエラー(言語コード・相互リンク)(国際化 / 影響度中)
hreflangは多言語サイトで「この言語の読者にはこのURLを」と検索エンジンに伝える仕組みです。設定が壊れていると無視され、日本の読者に英語ページが表示されるといった事態を防げなくなります。エラーは主に2種類です。 - LCPが遅い(表示に4秒以上かかる)(パフォーマンス / 影響度高)
LCPは「ページの主要コンテンツが表示されるまでの時間」で、Core Web Vitalsの中核指標です。2.5秒以内が良好、4秒超は不良という基準をGoogleが公表しています。改善は闇雲にやらず、原因の系統を特定してから効く順に手を付けます。 - CLSが大きい(表示中に画面がずれる)(パフォーマンス / 影響度高)
CLSは「表示中に画面のレイアウトがどれだけずれたか」の指標です。読んでいた文章が急に下がる、押そうとしたボタンがずれて別のものを押す、という体験の数値化です。原因はほぼ3つに絞られ、いずれも対処法が確立しています。 - 構造化データ(JSON-LD)の解析エラー(構造化データ / 影響度中)
構造化データが構文エラーで壊れていると、検索エンジンはその内容を一切読めません。リッチリザルト(星評価・FAQ表示など)の資格を失うだけでなく、「実装したつもりで何も伝わっていない」状態になります。 - 画像のalt属性が設定されていない(アクセシビリティ / 影響度中)
alt属性は「画像が表示できないとき・見えない人のための代替テキスト」です。検索エンジンにとっては画像の内容を知る主要な手がかりで、スクリーンリーダー利用者にとっては画像の内容そのものです。ただし全画像に書けばよいわけではなく、書き方に原則があります。