WordPressの技術SEOチェックリスト — プラグインの罠込み
WordPressは世界で最も使われているCMSであり、技術SEOの事故パターンもよく知られています。裏を返せば、チェックリスト化しやすいということです。設定画面とプラグインに起因する定番の罠を順に確認します。
公開日: 2026年8月16日 / 最終更新日: 2026年9月6日
最初に確認する1項目
「設定 → 表示設定 → 検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」。このチェックボックスがオンだと、サイト全体にnoindexが入ります。
制作中にオンにして、公開時に戻し忘れる。これがWordPressサイトの検索消失事故の最大原因です。リニューアルや引っ越しの後は必ず確認してください。
SEOプラグインの罠: 二重出力
Yoast、All in One SEO、Rank MathなどのSEOプラグインは有用ですが、テーマ側にもSEO機能があると出力が重複します。
- canonicalが2本出る — テーマとプラグインの両方が出力。Googleは矛盾したcanonicalを無視することがあります
- OGP・meta descriptionが2組出る — どちらが使われるか不定になります
- sitemap.xmlが2系統できる — プラグイン生成とWordPress標準(/wp-sitemap.xml)の並存
- SEOプラグインを2つ入れる — 論外に見えて、実際によくあります
対処は「SEO関連の出力はプラグイン1つに集約し、テーマ側の機能はオフ」です。ページのソースでcanonicalを検索し、1本だけであることを確認してください。
設定まわりのチェックリスト
- パーマリンク設定 — 「基本」(?p=123)のままにせず、投稿名ベース等の意味のあるURLに。ただし運用中サイトの変更はリダイレクト設計とセットで
- wwwあり/なし・httpsの統一 — 「設定 → 一般」のサイトアドレスと、実際のアクセスが一致しているか
- カテゴリ・タグの整理 — 1記事1タグのような使い方は薄い重複ページの量産になります。使わないならタグアーカイブをnoindexに
- コメント・添付ファイルページ — 画像添付ページ(attachment)が独立URLでインデックスされる設定は無効化する
画像とメディアのチェックリスト
- altを記入する運用 — メディアライブラリの「代替テキスト」が本文のaltになります。アップロード時に書く習慣が最も確実
- 画像サイズ — フルサイズを貼らず、表示サイズに合ったものを。遅延読み込みはWordPress標準で有効です
- 画像圧縮・WebP変換プラグインの検討
テーマ・プラグイン変更時の注意
テーマ変更は「サイトのHTMLを丸ごと入れ替える」行為です。見た目の確認だけで済ませず、次を確認してください。
- h1の出力 — ロゴがh1になっていないか、記事タイトルがh1で出ているか
- 構造化データ — テーマ独自の出力があるか、壊れていないか
- 表示速度 — 多機能テーマはスクリプトが重い傾向。変更前後でCWVを比較する
- 削除したプラグインのショートコード残骸 — 本文に[shortcode]がそのまま表示されていないか
全体を一度に点検するには
この記事の項目の大半(noindex・canonical重複・alt欠落・h1・構造化データ・速度)は、Smash SEOの診断で自動検出できます。設定変更やプラグイン更新の後に1回スキャンする運用にすると、罠を踏んだことに当日気づけます。
よくある質問
SEOプラグインはどれを使うべきですか?
主要どころ(Yoast・All in One SEO・Rank Math等)は基本機能に大差ありません。重要なのはどれを選ぶかより、1つに絞って正しく設定することです。
高速化プラグインを入れたら表示が崩れました。
キャッシュ・遅延読み込み・CSS結合の副作用は定番です。1機能ずつ有効化して原因を特定し、問題の機能だけ除外設定してください。
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